足首の不安定を改善するには? 整骨院で行う距骨調整

「足首がグラつく」「歩くと不安定」「捻挫が癖になっている」――そんなお悩みを抱えている方はたくさんいます。足首は身体を支える土台であり、バランスを取るうえで非常に重要な関節です。そのため、一度不安定になると歩行や運動パフォーマンスに影響し、膝や腰への負担、さらには将来の関節トラブルにつながることもあります。
特に見落とされがちなのが「距骨(きょこつ)」という骨の歪みです。距骨は足首の中心で体重を支える役割を持ち、わずかなズレが全身に影響します。本記事では、足首の不安定が起こる原因、整骨院での距骨調整を中心とした治療法、さらに今日から実践できるセルフケアまでを分かりやすく解説します。
「役立った!」と思っていただけるよう、行動につながる内容をまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

足首の不安定とは?

足首の不安定が起こるメカニズム

足首の関節は、脛骨・腓骨・距骨などの骨と靭帯、筋肉によって安定性を保っています。しかし、スポーツや日常生活での繰り返す捻挫、長時間の立ち仕事、合わない靴などの要因で、靭帯や関節がゆるみやすくなります。
特に「距骨」がズレると、足首が正しい位置で動かなくなり、踏ん張りが効かない・不安定感が強いといった症状が出やすいです。距骨は直接筋肉が付着していない特殊な骨のため、自分でコントロールするのが難しいことも特徴です。


放置した場合のリスク

足首の不安定をそのまま放置すると、次のような悪循環が起こる可能性があります。

捻挫の再発リスクが高まる
 一度でも靭帯を痛めると、支える力が弱まり、同じ箇所を繰り返し捻挫しやすくなります。
 捻挫を繰り返すごとに靭帯は伸び、関節の安定性はさらに低下します。
慢性的な腫れや痛み
  軽度の捻挫を繰り返しているうちに、常に足首が腫れぼったい・違和感が取れないといった慢性症状になることがあります。
  歩行や運動に支障をきたし、日常生活の質が下がります。
膝・股関節・腰への負担増加
  足首は体の土台。距骨が傾くと、膝が内側に入る、腰に過度な負担がかかるなど、全身のバランスが崩れていきます。      
  結果として、膝痛・腰痛・股関節痛へと広がるケースもよくあることです。
変形性関節症のリスク
  足首の不安定を長年放置すると、関節の摩耗が進み変形を引き起こす可能性があります。
  変形が進むと歩行そのものが困難になり、日常生活に大きな支障を及ぼします。
スポーツパフォーマンスの低下
  部活や運動をしている方の場合、足首が安定しないとジャンプや切り返し動作に不安が残り、思うような動きができません。
  ケガを恐れて積極的なプレーができなくなることもあります。

整骨院でのアプローチ

距骨調整の重要性

整骨院で行う施術のなかでも、足首の不安定に対して効果的なのが「距骨調整」です。距骨は体の土台を支える要の骨であり、わずかなズレが姿勢や歩行の乱れを生みます。
距骨を適切な位置に戻すことで、足首の安定性が増し、繰り返す捻挫や不安定感の改善につながります。
また、土台が整うことで膝や腰の負担軽減にも役立ちます。


手技療法・筋肉バランスの調整

足首の安定には、骨だけでなく筋肉の働きも欠かせません。特に距骨には筋肉が付かないので整骨院では、手技によって前脛骨筋、腓骨筋群、後脛骨筋などのバランスを整え、関節を支える力を高めていきます。さらに、骨盤や全身のアライメントを調整することで、より自然で安定した動作を取り戻せます。

今日からできるセルフケア

足首を安定させる簡単トレーニング

整骨院での治療に加え、自宅でのセルフケアも大切です。今日からできる簡単なトレーニングを紹介します。
 膝曲げ:片足を一歩前に出して膝を曲げます。曲げ伸ばしを30回行います。
      この時、膝が足の薬指か小指に向かうように曲げて、ひざが内側に倒れないようにします。

かかと上げ:両方のかかとを付けて左右の足の間を20°~30°開きます。
        次にかかとを3~5cmあげます。小指にも体重がかかるように立つと距骨の歪みが取れていきます。
        30回ほど上げ下げします。


早めに専門家に相談を

自己判断の危険性

足首の不安定を「そのうち治る」と自己判断して放置するのは危険です。痛みが軽くても靭帯や距骨の歪みは進行し、捻挫の再発や慢性痛につながります。ネットや自己流のトレーニングも、原因を誤るとかえって不安定を助長することがあります。足首は体の土台であり、誤った判断で放置すると膝や腰にも悪影響を及ぼす恐れがあります。早期に専門家へ相談し、正しい評価と治療を受けることが根本改善への近道です。

整骨院で相談するメリット

整骨院に相談するメリットは、まず「安心感」です。自己流では分からない原因を専門家が丁寧に見てくれるので、不安を抱えたまま過ごす必要がなくなります。また、痛みを和らげるだけでなく、足首が安定するように一人ひとりに合わせた施術やセルフケアを教えてもらえるので、日常生活にも自信が持てます。通いやすさも大切なポイントで、症状に合わせて無理のないペースで通院できるのも安心です。さらに、再発を防ぐためのアドバイスも受けられるので、長い目で見て健康な足首を守ることにつながります。

まとめ

足首の不安定は、靭帯や筋肉の問題だけでなく、距骨のズレが大きく関与しています。放置すれば捻挫の繰り返しや膝・腰の痛みなど、全身に悪影響を及ぼします。
整骨院での距骨調整などの手技療法をすることで、足首の安定性を取り戻すことが可能です。さらに、膝曲げやかかと上げなどのセルフケアを実践すれば、効果はより持続します。
足首の違和感を感じたら放置せず、早めに整骨院へ相談しましょう。今日からできることを取り入れ、将来の健康な足首を守っていきましょう。

エール接骨院のご紹介

エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚のトラブル(外反母趾・偏平足・O脚など)を「距骨」という体全体のバランスを司る骨から調整していきます。
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)の画像

スポーツ障害治療

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野球肩、捻挫、オスグッド、シンスプリントなどといったスポーツ障害にも対応しております。
早期改善を目指し、再発しない体づくりや、スポーツパフォーマンス向上のサポートも行っています。
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交通事故治療

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交通事故治療では、むち打ちや打撲などの痛みに対して早期回復を目指し、電気療法や手技療法を用いた専門的な施術を行います。
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この記事を書いた人

エール接骨院 院長江里口隆之

経歴

  • 滋賀大学教育学部卒業
  • 米田柔整専門学校卒業
  • サンマルシェわたなべ接骨院勤務
  • さくらリバース治療院勤務
  • 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
    2017年 エール接骨院に改名

資格

  •  柔道整復師(2000年免許取得)

メッセージ

患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

当院は完全予約制でご案内させていただいております。
新規のお客様、ご予約をしていないお客様は、お電話・LINE・フォームより事前にご連絡ください。

【午前】10:00 ~ 12:00 【午後】15:00 ~ 21:00 (予約受付は19:00まで)
※土曜日の午後は18:00まで(予約受付16:00まで)

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