「最近、背中がなんとなく重い」「気づくと背中が張ってつらい」――そんな症状に心当たりはありませんか?
背中の痛みは、姿勢の乱れや筋肉の緊張、日々の疲労の蓄積など、さまざまな要因で引き起こされます。
放っておくと慢性的な不調へとつながることもあるため、早めの対処が大切です。
今回は、背中の痛みの原因や予防法、接骨院でのアプローチについて詳しくご紹介します。
背中の痛みの主な原因
筋肉や骨格の問題
背中の痛みの原因として多く見られるのが、筋肉や骨格の問題です。
長時間のデスクワークやスマートフォンの操作など、同じ姿勢を続けることで筋肉が緊張し、血流が悪くなってしまいます。
これにより筋肉が硬くなり、痛みやだるさを感じるようになります。
また、姿勢の崩れや骨盤・背骨のゆがみも大きな原因の一つです。
骨格が正しい位置からずれることで、背中に余計な負担がかかり、周囲の筋肉も無理に引っ張られてしまいます。
このような状態が続くと、慢性的な痛みや可動域の低下を引き起こすこともあります。
内臓由来の痛み
背中の痛みには内臓が原因になる場合もあります。
例えば、胃やすい臓、腎臓、肝臓などの不調が、背中に痛みとして現れることがあります。
内臓の不調は、背骨からでる神経を通して体の別の部位に痛みを感じさせることがあり、内臓の自覚症状がないまま背中の痛みとして表れるケースもあります。
特に、左右どちらか一方の背中だけが痛む、痛みが深部にあるように感じる、安静にしていても痛みが変わらない、姿勢を変えても痛みが変わらないといった場合は、内臓の異常があるかもしれません。
こうした痛みは接骨院での施術だけでは対応できないため、必要に応じて病院での検査が重要となります。
気になる症状がある場合は早めの受診をおすすめします。
ストレス・自律神経の乱れ
自律神経は、私たちの意思とは無関係に体の機能を調整する神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り立っています。
交感神経と副交感神経で内臓の働き、体温調節、血流・血圧、呼吸、代謝を調節しています。
そして交感神経は活動時やストレス時に働き、心拍数を上げたり血圧を高めたりします。
一方、副交感神経はリラックス時に働き、体を休ませ回復させる役割を担います。
ストレスが続くと交感神経が過剰に働き、自律神経のバランスが崩れます。
この乱れが筋肉の緊張を引き起こし、特に背中や肩周りに痛みとして現れることがあります。
エール接骨院から見た背中の痛みの治療ポイント
距骨のズレによる姿勢の崩れからくる背中の痛み
距骨は足首の中心に位置し、すねの骨とかかとの骨をつなぐ骨です。
この骨は、歩行や立っている時に体重を支えるたり、足首の動きや全身のバランスに大きく関わっています。
距骨が歪んだり、正しい位置からズレると、足首の可動域が制限され、足元の安定性が失われます。
この不安定さが身体全体の姿勢に影響します。
距骨の位置がズレると体のバランスが変わり背中の筋肉に過剰な緊張を生じます。
特に姿勢を保つ筋肉が常に緊張状態となって痛みや張りを引き起こす原因となります。
体のつながりの乱れからくる背中の痛み
体のつながりとは、身体の各関節や筋肉が連動して動く仕組みのことです。
たとえば、歩行や立ち上がりといった日常動作では、足首・膝・股関節・骨盤・背骨といった部位が順に連動して動きます。
しかし、どこか一部の関節や筋肉に可動域の制限や使い方の偏りがあると、その動きの連鎖が乱れ、他の部位に過剰な負担がかかるようになります。
特に股関節や骨盤の動きが制限されると、背骨がその動きを代償しようとし、背中の筋肉が過剰に働くことになります。
これが慢性的な筋緊張や姿勢の崩れを引き起こし、背中の痛みの原因となります。
関節の可動域制限による代償動作
関節の可動域が制限されると、身体はその動きを補うために「代償動作」と呼ばれる無意識の動きを行います。
そうすると特定の部位に過剰な負担がかかって、痛みや不調の原因となります。
たとえば、股関節や肩関節の動きが制限されている場合、本来その関節が担うべき動作を背骨や背中の筋肉が代わりに行おうとします。
これにより、背中の筋肉が過剰に働き、筋緊張や疲労が蓄積されていきます。
さらに、代償動作の繰り返しによって姿勢が崩れ、背骨の自然なカーブが乱れることで、慢性的な背中の痛みが生じやすくなります。
背中の痛みのセルフケア
僧帽筋ストレッチ(首の後ろ~背中)
効果
首・肩・背中上部の緊張を緩和し、姿勢改善にもつながります
やり方
- 椅子に座り、背筋を伸ばす。
- 両手を後頭部に添え、ゆっくりと頭を前に倒す。
- 首から背中上部にかけて伸びを感じたら、そのまま20秒キープ。
- 呼吸を止めず、左右に軽く傾けることで伸ばす部位を調整可能。
広背筋ストレッチ(背中~腰)
効果
背中の側面や腰にかけての柔軟性を高め、筋肉のこわばりを解消します
やり方
- 座った状態で右手を真上に上げる。
- そのまま左側に体を倒し、右の脇腹から背中にかけて伸ばす。
- 次に右手を斜め前に伸ばし、背中を丸めるようにしてさらに伸ばす。
- 20~30秒キープし、反対側も同様に行う。
脊柱起立筋ほぐし(背骨の両側)
効果
脊柱起立筋の血流を促進し、慢性的な背中のこりや疲労を軽減します
やり方
- 指の腹または手のひらを使い、首の付け根から背骨の両側を押す。
- 「押しては緩める」を繰り返しながら、腰までゆっくりと移動。
- 強さは痛気持ちいい程度に調整し、左右両側を均等に行う。
まとめ
背中の痛みがなかなか取れない、マッサージやストレッチをしてもすぐに戻ってしまう…。
そんなお悩みを抱えていませんか?
セルフケアは確かに大切ですが、長年の身体の歪みや複雑な関節のズレ、特に足元の「距骨」の問題は、ご自身で完全に整えるのは非常に難しいのが現実です。
もし、すでに股関節や骨盤周辺に痛みが出ている場合、それは背中の痛みと深く関係している可能性があります。
身体はすべてつながっており、足元のわずかなズレが、背骨や肩甲骨、そして背中の筋肉にまで影響を及ぼすことも少なくありません。
「整骨院に行くほどでもないかな…」「年齢のせいだから仕方ない」と諦めてしまう前に、ぜひ一度、エール接骨院にご相談ください。
名古屋市名東区・藤が丘駅から徒歩2分の当院では、距骨を含めた全身のバランスを専門的にチェックし、あなたの背中の痛みの根本原因にアプローチします。
これまでの治療で改善が見られなかった方も、足元から見直すことで新たな可能性が開けるかもしれません。
あなたの快適な毎日を取り戻すために、私たちが全力でサポートいたします。
エール接骨院のご紹介
エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。
足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
スポーツ障害治療
交通事故治療
この記事を書いた人
エール接骨院 院長江里口隆之

経歴
- 滋賀大学教育学部卒業
- 米田柔整専門学校卒業
- サンマルシェわたなべ接骨院勤務
- さくらリバース治療院勤務
- 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
2017年 エール接骨院に改名
資格
- 柔道整復師(2000年免許取得)
メッセージ
患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
当院は完全予約制でご案内させていただいております。
新規のお客様、ご予約をしていないお客様は、お電話・LINE・フォームより事前にご連絡ください。
【午前】10:00 ~ 12:00 【午後】15:00 ~ 21:00 (予約受付は19:00まで)
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