足の裏が痛くて歩けない|整骨院での治療

「歩くと足の裏が痛いのに、病院でレントゲンを撮っても異常なしと言われた」という経験はありませんか?
実は足の裏の痛みは、骨に異常がなくても筋肉や腱、靭帯の緊張によって起こることが多くあります。
普段の生活や歩き方の癖によっても症状は強くなり、放置すると長引くことも少なくありません。
今回は足の裏の痛みの原因と整骨院での治療について、わかりやすく解説します。

足の裏の痛みの原因

筋肉や腱の緊張が原因

足の裏には土踏まずを支える「足底筋膜」や細かい筋肉が集中しており、歩くたびに大きな負担がかかります。
長時間の立ち仕事や歩行、合わない靴の使用などで筋肉や腱が緊張すると、足の裏に鋭い痛みが出ることがあります。特に朝起きて最初の一歩が痛い、歩き出しにかかとから土踏まずにかけてズキッとする、というのは典型的な症状です。整骨院ではこのような痛みを筋肉や腱の状態からチェックし、適切な治療を行うことで日常生活を楽にすることができます。


レントゲンでは異常がない理由

病院でレントゲンを撮っても「骨に異常はありません」と言われるケースは多くあります。これは、痛みの多くが骨ではなく筋肉や靭帯、腱に由来するためです。例えば足底筋膜炎やアーチの崩れによる負担は、レントゲンでは映らないことがほとんどです。そのため「異常なし」と言われても痛みは続き、患者さんは不安を抱えることになります。整骨院では骨だけでなく筋肉や腱のバランスに注目し、徒手療法や電気治療で回復をサポートします。

整骨院で行う足の裏の治療

徒手療法による調整

整骨院では足の裏の筋肉や腱の状態を丁寧に確認し、手技で緊張を緩めていきます。さらに、足の動きの要となる距骨の調整も行うことで、足首の可動性が高まり、足底筋膜やふくらはぎへの負担を軽減できます。足底筋膜とふくらはぎの筋肉は密接に関係しているため、距骨の位置を整えつつ、足首からふくらはぎ、膝にかけて全体のバランスを調整することが大切です。血流を改善し、硬くなった組織をほぐすことで痛みの軽減を図ります。患者さんに合わせた強さや手技を選び、距骨調整を組み合わせることで、より効果的な施術を安心して受けられるのも特徴です。


電気や物理療法の活用

手技だけでなく、電気を使った物理療法を組み合わせることで、足の裏の炎症や緊張を効率よく抑えることが可能です。深い部分まで刺激を与えられるため、手技だけでは届きにくい筋肉や腱にもアプローチできます。こうした治療は短時間で受けられるので、忙しい方でも通いやすいのが魅力です。

歩行や姿勢の改善指導

整骨院での治療に加えて、歩き方や姿勢の指導も重要です。足の裏に負担がかかる原因として、重心の偏りや靴の選び方が関係していることが多くあります。正しい歩行の習慣や適切な靴のアドバイスを受けることで、再び痛みを繰り返さない体作りにつながります。また、自宅でできる簡単なストレッチやセルフケア方法も提案されるため、患者さん自身が痛みの予防に取り組むことができます。

日常生活でできる足の裏の痛みを予防する工夫

足の裏のストレッチ

毎日の生活に簡単なストレッチを取り入れるだけでも、足の裏にかかる負担を大きく減らすことができます。例えば椅子に座って足の指を手で1本ずつ軽く引っ張り、曲げ伸ばしを行うと、普段使わない小さな筋肉まで刺激でき、足底の柔軟性が高まります。また、ゴルフボールやテニスボールを足裏でゆっくり転がす方法は、足底筋膜をマッサージする効果があり、血流促進やむくみ解消にも役立ちます。さらに、タオルを床に置き足の指でたぐり寄せる「タオルギャザー運動」は、土踏まずのアーチを支える筋肉を強化でき、扁平足や疲労による痛みの予防につながります。これらの運動は1回数分ででき、仕事や家事の合間にも取り入れやすいのが魅力です。整骨院で教わった方法を正しく継続することで、施術効果が長持ちし、日常生活での快適さを維持しやすくなります。


靴選びの重要性

靴が合っていないことは、足の裏の痛みを引き起こす大きな原因のひとつです。サイズが小さすぎると指先が圧迫され、血流や神経に負担がかかり、逆に大きすぎる靴では足が中で滑って土踏まずやかかとに余計な力が加わります。また、クッション性や安定性が不足している靴は、一歩ごとに強い衝撃が足底筋膜やかかとに伝わり、炎症や疲労を悪化させる原因となります。特に長時間歩く方や立ち仕事をしている方にとっては、靴の選び方が症状の改善に直結します。
整骨院では患者さんの足の形やアーチの高さ、体重のかかり方、歩行の癖を丁寧にチェックし、それぞれに合った靴の種類やインソールを提案することが可能です。

まとめ

足の裏の痛みは、レントゲンで異常が見つからなくても筋肉や腱の不調によって続くことがあり、そのまま放置すると症状が悪化してしまう可能性があります。特に痛みを避けるために無意識にかばって歩くと、体のバランスが崩れ、膝や股関節、腰など他の部位に負担がかかり、二次的な痛みや不調を引き起こすことも少なくありません。
整骨院では徒手療法や電気治療を組み合わせて筋肉や腱の状態を整え、足首から全身の動きまでを考慮した施術を行います。さらに、歩行指導や姿勢改善のアドバイスを通じて、足の裏だけでなく体全体の負担を減らすサポートをします。こうしたケアを受けることで、痛みを繰り返さずに生活を快適に過ごせるようになります。
また、日常生活で取り入れられるストレッチや足の裏のセルフケアを続けることで、治療効果がより持続し、再発予防にもつながります。歩くたびに痛みを感じている方や、他の部位に違和感が出始めている方は、早めに整骨院に相談してみることをおすすめします。

エール接骨院のご紹介

エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚のトラブル(外反母趾・偏平足・O脚など)を「距骨」という体全体のバランスを司る骨から調整していきます。
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
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スポーツ障害治療

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野球肩、捻挫、オスグッド、シンスプリントなどといったスポーツ障害にも対応しております。
早期改善を目指し、再発しない体づくりや、スポーツパフォーマンス向上のサポートも行っています。
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交通事故治療では、むち打ちや打撲などの痛みに対して早期回復を目指し、電気療法や手技療法を用いた専門的な施術を行います。
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この記事を書いた人

エール接骨院 院長江里口隆之

経歴

  • 滋賀大学教育学部卒業
  • 米田柔整専門学校卒業
  • サンマルシェわたなべ接骨院勤務
  • さくらリバース治療院勤務
  • 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
    2017年 エール接骨院に改名

資格

  •  柔道整復師(2000年免許取得)

メッセージ

患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

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