「最近、腰の痛みがひどくなってきた」「長時間のデスクワークで慢性的に腰がつらい」といった悩みを抱える肩は非常に多く、年代を問わず腰痛は現代人の大きな課題です。
そんな腰痛を根本から改善したいと考えている方に向けて、接骨院での治療のメリットや選び方について解説していきます。
腰の痛みの主な原因
筋肉や筋膜の疲労・損傷(筋・筋膜性腰痛)
長時間の同一姿勢や無理な動作、運動不足などによって腰部の筋肉や筋膜に過度な負担がかかり、炎症や微細な損傷が生じることで痛みを引き起こす状態です。
特に、姿勢の悪さやデスクワークなどで同じ筋肉を長時間使い続けることで筋肉の緊張が高くなり、血流の悪化、疲労物質が蓄積して腰痛が誘発されます。
また、急な動作や重い物を持ち上げた時に筋肉が損傷することで、炎症を起こし痛みが出る場合もあります。
これらの筋・筋膜への負荷は、慢性的な腰痛の原因にもなりです。
椎間板の変性(椎間板ヘルニアなど)
代表的な疾患が「椎間板ヘルニア」で、これは背骨の骨と骨の間にある椎間板というクッションが加齢や負荷により変性し、椎間板の中にある髄核が外に飛び出すことで神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす状態です。
特に腰椎は日常的に大きな負担がかかる部位であり、椎間板の変性は20代から始まることもあります。
デスクワークや中腰での作業が体の土台となる距骨を安定させるためのうんどうとなります。多い人は、椎間板にかかる圧力が増すことで変性が進みやすく、ヘルニアを発症するリスクが高くなります。
ヘルニアにより神経が刺激されると、腰だけでなく足にまで痛みやしびれが広がる坐骨神経痛の症状が出ることもあります。
内臓からくる痛み
腰痛は筋肉や椎間板の変性だけでなく、内臓の不調が原因となることもあります。
内臓に不調があるとその情報が背骨からでる神経を通して筋肉に伝わり、筋肉の緊張や痛みとして現れることがあります。
例えば腎臓の疾患では、腰の片側に鋭い痛みを感じたり、胃腸の不調や便秘、婦人科系の病気も腰痛の原因となることがあります。
これらの内臓からくる腰痛は、動作による変化が少なく、安静にしていても痛みが続くのが特徴です。
一般的な筋・骨格性の腰痛と違い、マッサージやストレッチでは改善しにくいため、内科的・婦人科的な検査や治療が必要になります。
エール接骨院から見た腰の痛みの治療ポイント
内臓からくる腰痛との鑑別
まずは内臓由来の腰痛と筋筋膜性・椎間板変性による腰痛を鑑別する必要があります。
腎臓、消化器、婦人科などの内臓の不調からくる腰痛は鈍く重い痛みが特徴です。
体を動かしても痛みが変わりにくく、安静にしていても痛みが続くことがあります。
また、発熱、吐き気、排尿異常などの随伴症状を伴うことが多く、腰部に圧痛がないことも特徴です。
一方、筋筋膜性や椎間板由来の腰痛は、姿勢や動作により痛みが増減し、局所的な圧痛や筋肉のこわばりが見られます。
動作や安静で痛みの強弱がはっきりしています。
距骨(きょこつ)のゆがみによる腰の痛み
腰痛の原因の一つは足首の中心にある「距骨(きょこつ)」のゆがみです。
距骨は、足と脚をつなぐ重要な骨で、全身のバランスや姿勢を支える役割を担っています。
距骨にズレが生じると、それをかばうように膝、股関節、骨盤、背骨でバランスを取ろうとします。
その結果、腰の筋肉や靭帯に無理な負担がかかるようになります。
こうした状態が続くと、筋肉の緊張や血流の悪化、神経の圧迫などが生じ腰痛が発生します。
特に、歩行時のバランスが悪い、靴底の片減りが目立つ、立ちっぱなしや座りっぱなしで腰がつらいといった症状がある人は、距骨のゆがみが関係している可能性があります。
距骨の異常は腰だけでなく全身に影響を及ぼすことがあり、見過ごされやすい腰痛の原因のひとつです。
関節の可動域制限による代償動作
これは、本来スムーズに動くべき関節に何らかの制限がかかってしまい、その動きの代わりに腰の関節や筋肉が繰り替えし負担がかかることで生じます。
たとえば股関節や胸椎の可動域が狭くなっている場合、体を曲げたり捻ったりする動作を行う時に、本来動くべき部分が動かないため、腰椎が過剰に動いてしまいます。
このような代償動作が繰り返されることで、腰の筋肉や椎間関節、靭帯に過剰なストレスがかかり、やがて痛みとして現れます。
特に現代人はデスクワークやスマートフォンの使用などで、特定の姿勢を長時間とりがちであり、股関節や胸椎などの可動性が低下しやすい傾向にあります。
そのため、日常動作の中で無意識に代償動作が生じ慢性的な腰痛になります。
腰痛予防のセルフケア
ひざ曲げ(距骨のゆがみを矯正する)
体の土台となる距骨を安定させるためのうんどうとなります。
- 両足幅こぶし1個分空けて立ちます。
- どちらかの足を1歩前に出します。
- 出した方の膝を曲げます。
この時膝が中指、薬指に向かうように曲げていきます(足の親指の方にいかないように注意します)。 - 膝を伸ばします。
- 3、4を10回行います。
ヒップヒンジ(股関節の運動)
股関節の動きが悪くなると腰への負担が大きくなるので股関節を意識した運動になります。
- 足を肩幅に開き、膝を軽く曲げてお尻を後ろに引くように上体を前傾。
- 背中を丸めず、股関節を意識して動かす。
- 腰ではなく股関節で動く感覚を養う。
胸椎回旋ストレッチ(オープンブック)
胸椎の動きが悪くなると腰が代わりに動くようになります。
特に腰の関節は回旋動作には向いていない形をしてます。
ですので胸椎の横の動きができるような運動になります。
- 横向きに寝て、両膝を曲げて重ねます。
- 両手を前に伸ばし、上にある手を大きく開いて胸を天井に向けるように回旋します。
顔は上げた手を見るようにしてください。 - 胸椎の回旋を意識して左右各10回。
できるだけ腰は捻らないようにしてください。
まとめ
おうちでのストレッチや、姿勢を気をつけるなどのセルフケアはとっても大事。
でも、「なかなか良くならないなぁ」「また痛くなってきた…」というときは、
一人でがんばりすぎず、私たちに頼ってみてください。
エール接骨院では、あなたの体の状態をしっかり見て、
その人に合ったケアを一緒に考えていきます。
「ちょっと相談だけでも…」という方も大歓迎です!
あなたの毎日が、少しでもラクに、笑顔で過ごせるように。
セルフケアとプロのケア、どちらも上手に使っていきましょう。
エール接骨院のご紹介
エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。
足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
スポーツ障害治療
交通事故治療
この記事を書いた人
エール接骨院 院長江里口隆之

経歴
- 滋賀大学教育学部卒業
- 米田柔整専門学校卒業
- サンマルシェわたなべ接骨院勤務
- さくらリバース治療院勤務
- 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
2017年 エール接骨院に改名
資格
- 柔道整復師(2000年免許取得)
メッセージ
患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。
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