歩くと「内くるぶしの下が痛い」…整骨院でできる治療

「歩くと内くるぶしの下が痛い」「運動後に足首の内側が腫れて重だるい」――このような症状に心当たりはありませんか?
一時的な疲労や軽い捻挫だと思って放置してしまう方も多いですが、内くるぶし周辺の痛みは放っておくと慢性化し、歩行や日常生活に支障をきたすことがあります。
この記事では、整骨院の専門家の視点から、内くるぶしの下に出やすい症状・原因・セルフケアの対策・整骨院での治療法について解説します。今日からできる工夫も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

内くるぶしの下に出る症状

歩行時の痛みや違和感

最も多いのは、歩き出した瞬間や長時間の歩行後に「内くるぶしの下がズキッと痛む」という症状です。最初は軽い違和感だけでも、疲労が蓄積すると次第に痛みが強まり、歩くたびに不快感を覚えるようになります。


運動後の腫れや熱感

ランニングやジャンプを繰り返すスポーツでは、足首の内側に負担がかかりやすく、運動後に腫れや熱感を伴うこともあります。
特に後脛骨筋腱に炎症が起こると、土踏まずのアーチを支える機能が低下し、痛みが長引く原因となります。

日常生活への支障

階段の上り下りやしゃがむ動作、さらには正座の姿勢でも痛みが増すことがあります。
これにより、仕事や家事、子育てといった日常動作に大きなストレスを感じる方も少なくありません。

内くるぶしの下が痛くなる原因

後脛骨筋腱炎

足の土踏まずを支える「後脛骨筋」という筋肉のすじ(腱)が炎症を起こして痛くなる病気です。
たくさん歩いたり、走ったり、ジャンプをしたりすると、このすじに大きな力がかかります。
特に足の形が「偏平足(へんぺいそく)」の人は、土踏まずが低いために負担が増えやすいです。
悪化すると内くるぶしの下がズキズキ痛み、歩くだけでもつらくなります。
放っておくと土踏まずがもっとつぶれてしまい、足首だけでなくひざや腰にも負担が広がることがあります。

足根管症候群

内くるぶしの下には「足根管(そっこんかん)」というトンネルのような場所があり、その中を神経や血管が通っています。
この神経がぎゅっと圧迫されると「足根管症候群」になります。
特徴は、足首の内側から足の裏にかけて「しびれ」や「チクチクする痛み」が出ることです。
歩くと悪化したり、夜にうずくように痛むこともあります。
長時間立ち仕事をする人や、スポーツで足をよく使う人に多い病気です。
神経のトラブルなので、放っておくと感覚が鈍くなったり、足の力が入りにくくなることもあります。


足首の捻挫や靭帯損傷

「足首の捻挫」とは、足をひねったときに靭帯(じんたい)という関節を支えるバンドのような組織が伸びたり切れたりすることです。特にスポーツ中や段差で足をくじいたときによく起こります。
軽い捻挫だと腫れや青あざだけで済みますが、重い場合は靭帯が大きく傷つき、歩けないほどの強い痛みになります。
内くるぶしの下も腫れて痛みが出やすい場所です。
しっかり治さないままにすると、足首がグラグラして繰り返し捻挫を起こしたり、長く痛みが残ってしまうこともあります。

今日からできる対策

足首ストレッチと筋トレ

足首の柔軟性を保つことは、痛みの予防に効果的です。
タオルを使ったストレッチや、チューブを利用した足首の内反・外反トレーニングは、自宅でも簡単に行えます。
また、片足立ちでバランスを取るトレーニングも足首の安定性を高めます。


靴とインソールの見直し

内くるぶしの下の痛みが出やすい方は、靴選びにも注意しましょう。
かかとがしっかりホールドされる安定性のある靴や、クッション性の高いインソールを使うことで、足首への負担を減らせます。
特に偏平足傾向の方には、アーチをサポートするインソールが効果的です。

アイスパックとセルフケア

痛みが出た直後は、アイシングで炎症を抑えることが大切です。
氷のうやアイスパックをタオルで包み、10〜15分ほど冷やすと良いでしょう。
慢性化した痛みに対しては、温めて血流を促進し、疲労回復をサポートするのも有効です。

整骨院での治療法

専門的な検査と原因特定

整骨院では、まず問診と触診を行い、痛みの出る動作や足首の可動域をチェックします。
さらに歩行や姿勢の分析を通して、痛みの根本的な原因を特定します。
自己判断では見落としがちな要因も、専門家の視点で明らかになります。

距骨調整で再発予防

手技療法によって筋肉や靭帯の緊張を和らげ、足首の動きをスムーズにします。
また内くるぶしの下の痛みは、足首だけでなく体のバランス全体とも関係しています。
当院では距骨や骨盤を調整し、体の土台から安定させる治療を行います。
これにより痛みを和らげるだけでなく、再発しにくい状態へ導くことが可能です。

電気治療

ハイボルテージ治療は、高い電圧の電気を深い場所まで届かせ、痛みの原因となる炎症や腫れを早く抑える治療法です。
即効性があり、ぎっくり腰や捻挫など急なケガにもよく使われます。

一方、アキュスコープは微弱電流を使い、体の細胞の状態を読み取りながら必要な刺激を与える特殊な機械です。
神経や筋肉のバランスを整え、自然治癒力を高める働きがあります。

どちらも副作用が少なく安全性が高いため、薬に頼らずに痛みを改善したい方におすすめです。
これらを組み合わせることで、より早い回復と再発予防が期待できます。

まとめ

内くるぶしの下の痛みは、放置すると慢性化し、日常生活やスポーツに大きな影響を与えます。
原因は「後脛骨筋腱炎」「捻挫の後遺症」「靴や生活習慣」などさまざまですが、共通して言えるのは早めの対策と専門家の治療が重要ということです。
自宅でできるストレッチや靴の工夫は有効ですが、それだけでは根本的な改善は難しいケースもあります。
整骨院では、専門的な検査や手技・電気治療、さらに距骨や骨盤の調整を組み合わせて、痛みの改善と再発予防をサポートします。
「少し痛いだけだから…」と我慢せず、気になる症状がある方はぜひ一度整骨院へ相談してみてください。
今日からできるセルフケアと専門家の治療を組み合わせることで、再び安心して歩ける生活を取り戻しましょう。

エール接骨院のご紹介

エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚のトラブル(外反母趾・偏平足・O脚など)を「距骨」という体全体のバランスを司る骨から調整していきます。
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交通事故治療では、むち打ちや打撲などの痛みに対して早期回復を目指し、電気療法や手技療法を用いた専門的な施術を行います。
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この記事を書いた人

エール接骨院 院長江里口隆之

経歴

  • 滋賀大学教育学部卒業
  • 米田柔整専門学校卒業
  • サンマルシェわたなべ接骨院勤務
  • さくらリバース治療院勤務
  • 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
    2017年 エール接骨院に改名

資格

  •  柔道整復師(2000年免許取得)

メッセージ

患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。

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