正座をしたときに膝がズキッと痛む——そんな経験をしていませんか?特に中高年の女性は、日常生活の中で和室での食事、法事、茶道など正座をする機会が多く、膝の痛みが生活の質に大きな影響を与えます。整形外科に行くほどではないけれど、膝に違和感を覚えたり、しびれや引っかかりを感じたりする方も少なくありません。
膝の痛みは、単に加齢のせいと片付けるにはもったいないほど、改善の余地がある症状です。接骨院では、レントゲンには映らない筋肉や関節、軟部組織に対するアプローチを行うため、整形外科とは違う視点での対応が可能です。
今回は、正座時の膝の痛みに悩む中高年女性の方に向けて、膝の痛みの原因や、整骨院でできる治療、そして日常生活でのヒントについてご紹介します。
膝の痛みが出る原因
膝の関節が硬くなっているかも

膝関節は、日々の生活の中で少しずつ柔軟性を失っていきます。特に正座という姿勢は、膝の関節を深く曲げた状態が続くため、普段から関節が硬くなっていると強い圧迫が加わり、痛みや違和感の原因になります。
膝を動かす筋肉や靭帯、腱の柔軟性も影響しているため、膝そのものよりもその周囲の組織の状態が問題となることが多いです。整骨院では関節可動域のチェックや筋肉の状態を手技で確認し、柔軟性を回復させる施術を行います。長年の負担によって癒着や炎症が起こっていることもあるため、放置せず早めの対応が肝心です。
膝のお皿の動きが悪いことも
膝のお皿(膝蓋骨)は、曲げ伸ばしの動作の中で上下左右にわずかに動いています。しかし、太ももの筋肉が硬くなると、この動きが制限され、お皿の動きに引っかかりが生じて痛みを伴うようになります。
特に中高年の女性は、運動量の低下や筋力の偏りにより、膝のお皿がうまく機能しなくなるケースが多く見られます。整骨院では、お皿の動きを滑らかにするような手技や、関連する筋肉の調整を行うことで、正座がしやすい膝の状態へと導いていきます。
体のバランスが膝に負担をかけている
膝は、股関節や足首の影響を大きく受けています。骨盤の歪みや足のアーチの崩れによって、膝の動き方が不自然になり、結果として正座で痛みが出るケースが多いです。
接骨院では膝単体で見るのではなく、全体のバランスをチェックし、体全体から膝への負担を軽減するように施術を行います。例えば、骨盤の傾きや姿勢改善などを通じて、膝への圧力を減らす工夫が可能です。痛みのある膝をかばうことで起こる他部位の不調を防ぐためにも、早めの対策が大切です。
整骨院での膝治療はどう進む?治療までの流れ
まずは動きのチェックと問診から
整骨院での治療は、まずあなたの体の状態を知ることから始まります。膝の痛みが出る姿勢や動作、既往歴、生活習慣などを丁寧にヒアリングし、実際の関節の動きや筋肉の硬さをチェックします。
正座がどのタイミングで痛いのか、どれくらいの時間で痛むのかなど、細かい情報が治療方針に大きく関わってきます。痛みの原因を追求し、それに合わせた施術計画を立てることで、無理のない改善が目指せます。
膝周辺の筋肉へのアプローチ
多くの場合、膝の痛みは筋肉の緊張や使い方のクセから起こっています。整骨院では、マッサージやストレッチ、筋膜リリースなどの手技によって、膝周辺の筋肉をゆるめ、正常な動きをサポートします。
必要に応じて電気機器を使って、筋力の強化や血流の改善を図ることもあります。これにより、膝にかかる負担を分散させ、正座しやすい状態に整えていくことが可能です。
膝以外の部位にも治療を行う
前述のように、膝の痛みは単なる膝の問題ではないことが多いです。そのため、整骨院では膝だけでなく、股関節や足首、骨盤など全体の調整も行います。
これにより、体の使い方を整え、痛みが出にくい動作パターンへと導くことができます。正座をするたびに悩まされていた膝の痛みも、体全体を整えることで軽減し、長期的に快適な生活を目指すサポートとなります。
膝の痛みを防ぐ日常生活での工夫とは
正座の前後でストレッチをする
正座の前に軽く膝や太ももをストレッチしておくことで、膝の関節や筋肉への負担を減らすことができます。特に太ももの前側(大腿四頭筋)や裏側(ハムストリングス)を意識的に伸ばしておくと、痛みを防ぎやすくなります。
また、正座後もゆっくりと膝を伸ばし、ふくらはぎや足首周りをほぐすと血流がよくなり、痛みやだるさの予防につながります。
椅子やクッションを使って膝を守る
どうしても正座をしなければならない場面では、座布団や正座椅子を使うことで膝の負担を軽くできます。膝が深く曲がりすぎないようサポートすることで、痛みの出にくい姿勢がとれます。
正座を避けることが難しい方こそ、こうしたサポートグッズの活用をおすすめします。整骨院でも、姿勢の指導や生活での工夫についてアドバイスしています。
膝を冷やさず、温めて使う
膝の関節は冷えると動きが悪くなり、痛みが出やすくなります。特に冬場や冷房の効いた室内では、意識的に膝を冷やさないようにすることが大切です。
入浴時には湯船につかり、膝まわりの血行を促進させましょう。また、日中もひざ掛けなどを利用し、冷え対策を行うことで、正座時の痛み軽減にもつながります。
まとめ
正座で膝が痛くなる原因は、単なる「年齢のせい」ではなく、関節の柔軟性や筋肉の使い方、姿勢の癖など、複数の要因が絡み合っています。特に中高年の女性は、生活の中で正座を避けることが難しい場面も多いため、我慢を重ねて痛みを悪化させてしまうことが多いです。
整骨院では、膝だけでなく体全体のバランスを見ながら施術を行い、正座がしやすい体づくりをサポートします。痛みを感じたら「まだ我慢できるから」と放置せず、ぜひ専門家の手を借りて、快適な生活を取り戻しましょう。
エール接骨院のご紹介
エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。
足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
スポーツ障害治療
交通事故治療
この記事を書いた人
エール接骨院 院長江里口隆之

経歴
- 滋賀大学教育学部卒業
- 米田柔整専門学校卒業
- サンマルシェわたなべ接骨院勤務
- さくらリバース治療院勤務
- 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
2017年 エール接骨院に改名
資格
- 柔道整復師(2000年免許取得)
メッセージ
患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
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