しゃがむと膝が痛む方へ整骨院での治療法

しゃがんだときや階段の上り下りで「膝が痛い」と感じることはありませんか?これは年齢に関係なく、スポーツ障害から変形性膝関節症、成長期のオスグッド病まで幅広い層に見られる症状です。この記事では、膝に違和感や痛みを感じている方、特にスポーツをしている方や高齢者の方に向けて、しゃがむ動作と膝の関係、整骨院での治療方法などをわかりやすく解説していきます。

しゃがむと膝が痛い原因

変形性膝関節症の可能性

しゃがむと膝が痛むと感じたとき、まず考えられる原因のひとつが「変形性膝関節症」です。これは加齢や長年の膝の酷使によって関節の軟骨がすり減り、膝の関節部分に炎症や変形が起こる疾患です。しゃがむ動作は、膝関節に大きな負荷がかかるため、軟骨がすり減っていると強い痛みを感じやすくなります。特に高齢者に多く見られ、膝がこわばる、朝起きた時に痛む、正座ができないなどの症状も併発することがあります。整骨院では、膝周囲の筋肉や靭帯のバランスを調整し、膝への負担を軽減する治療が行われます。


スポーツによる膝の靭帯・半月板損傷

スポーツをしている方にとって膝の痛みは非常に身近な問題です。特に「しゃがむ」「ジャンプ」「急な方向転換」といった動作を繰り返す競技では、半月板や靭帯に過剰なストレスがかかりやすく、損傷を招くことがあります。膝の靭帯がゆるむことで膝関節が不安定になり、しゃがむ時や着地時に痛みが生じやすくなるのです。整骨院では、筋肉や関節の動きを丁寧に評価し、テーピングや物理療法を活用した治療でサポートします。怪我の再発防止に向けた指導も受けられます。

成長期のオスグッドとは

成長期の子どもが「しゃがむと膝が痛い」と訴える場合、オスグッド病の可能性があります。オスグッド病は、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)の強い牽引力によって、脛骨(すねの骨)の付着部に炎症が起きる成長期特有の症状です。特にジャンプやダッシュを繰り返す運動部の学生に多く見られます。膝のお皿の下が腫れたり、押すと痛みが出るのが特徴です。整骨院では、成長を妨げず、無理のない運動継続ができるよう、炎症を抑えつつ、筋バランスや柔軟性の改善に向けたアプローチを行います。

整骨院での膝の治療法

痛みの原因を評価する検査

整骨院では、まず丁寧なカウンセリングと身体評価からスタートします。「どんなときに痛むのか」「しゃがむときの膝の角度はどうか」「他の関節に負担がかかっていないか」などを多角的に分析し、痛みの原因を明確にしていきます。スポーツ障害か加齢性の変化か、成長期の症状かによって対応が変わるため、評価が治療の質を左右します。この初期評価をもとに、一人ひとりに合った治療プランが組まれます。


物理療法で炎症を緩和

膝の炎症が強い場合には、整骨院では電気治療などの物理療法を用いて炎症の緩和を図ります。これにより、痛みを抑えながら関節の可動域を改善することが可能になります。特に急性期のオスグッドやスポーツによる損傷には、まず炎症を抑えることが優先されます。無理なマッサージや強い刺激は避け、適切な刺激量で施術を行うのが整骨院の特徴です。

動作指導とセルフケア

しゃがむときの膝の角度や足の位置など、日常の何気ない動作が痛みの原因になっていることがあります。整骨院では、治療だけでなく、日常生活での膝への負担を減らすための動作指導やストレッチ指導も行います。特にスポーツ選手には、フォームの見直しや筋バランスのトレーニングも重要です。さらに、アイシングやセルフストレッチなど、自宅でできるケアも指導されるため、通院中も回復を促すことができます。

早期対応で回復を早める

痛みを我慢しないことが大切

「そのうち治るだろう」と痛みを我慢していると、膝の症状は悪化する恐れがあります。変形性膝関節症では軟骨のすり減りが進行し、スポーツ障害では靭帯損傷や半月板損傷が悪化することもあります。特にしゃがむという動作は、日常生活でも頻繁に行われるため、早めに対応することが重要です。整骨院では、早期対応によって治療期間を短縮することも可能です。


スポーツ復帰のサポート

部活動や競技生活を送る学生やアスリートにとって、膝のケガはキャリアに大きな影響を与えることもあります。整骨院では単なる治療にとどまらず、リハビリや競技復帰を見据えたサポートを行っています。しゃがむ、ジャンプする、走るといった動作に対する再発予防のためのトレーニングも組み込まれており、競技レベルを保ちながら回復を目指せるのが特長です。

高齢者の生活の質を守る

膝の痛みは、ただの関節の問題にとどまらず、歩行や移動といった基本動作に大きな支障をきたします。特に高齢者では、膝の痛みが原因で外出を控えるようになり、結果として運動不足から健康を損ねるリスクが高まります。整骨院では、膝関節の動きを維持するためのケアを行い、生活の質の低下を防ぐアプローチがとられます。痛みが出た段階で早めに受診することが、健康寿命を延ばす第一歩になります。

まとめ

しゃがむと膝が痛むという症状は、年齢や生活習慣、運動の種類によって原因が異なります。変形性膝関節症、スポーツによる損傷、成長期特有のオスグッドなど、それぞれに合った対応が必要です。整骨院では、状態を丁寧に見極めながら、手技療法や物理療法を用いた専門的な治療が受けられます。「なんとなくの膝の違和感」も放置せず、気になる方は一度相談してみてはいかがでしょうか?適切なケアで、日常の動作を快適に取り戻すお手伝いをいたします。

エール接骨院のご紹介

エール接骨院は名東区藤が丘駅徒歩2分、提携駐車場完備の接骨院です。足の専門施術・距骨調整で、外反母趾や偏平足、姿勢や歪みを改善し肩こり・腰痛・スポーツ障害まで根本改善する整骨院です。

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚の不調対応(外反母趾・偏平足・O脚など)

足・脚のトラブル(外反母趾・偏平足・O脚など)を「距骨」という体全体のバランスを司る骨から調整していきます。
体の土台を整えることで、下半身の悩みや体全体の不調を改善することができます。
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スポーツ障害治療

スポーツ障害治療

野球肩、捻挫、オスグッド、シンスプリントなどといったスポーツ障害にも対応しております。
早期改善を目指し、再発しない体づくりや、スポーツパフォーマンス向上のサポートも行っています。
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交通事故治療

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交通事故治療では、むち打ちや打撲などの痛みに対して早期回復を目指し、電気療法や手技療法を用いた専門的な施術を行います。
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この記事を書いた人

エール接骨院 院長江里口隆之

経歴

  • 滋賀大学教育学部卒業
  • 米田柔整専門学校卒業
  • サンマルシェわたなべ接骨院勤務
  • さくらリバース治療院勤務
  • 2009年 独立しエールながくて接骨院開院
    2017年 エール接骨院に改名

資格

  •  柔道整復師(2000年免許取得)

メッセージ

患者さんの健康にエールが送れるように考えて施術しています。しっかりと患者様の痛みや不調に寄り添いますのでどんなことでもご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

当院は完全予約制でご案内させていただいております。
新規のお客様、ご予約をしていないお客様は、お電話・LINE・フォームより事前にご連絡ください。

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※土曜日の午後は18:00まで(予約受付16:00まで)

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